Contents (Japanese)

第１章 江戸前期

* 沢野忠庵・向井元升・西元甫　─　南蛮と紅毛のはざま─（平岡隆二）
* カスパル・シャムベルゲル　─　新しい医療術をもたらしたドイツ人外科医─（Ｗ・ミヒェル）
* 河口良庵　─　初期紅毛流外科の草分け─（Ｗ・ミヒェル）
* 原三信・本木良意　─　日本最初の西洋解剖書─（鳥井裕美子）
* 嵐山甫安　─　朝廷の医師に任ぜられた平戸の外科医─（Ｗ・ミヒェル）
* 楢林新右衛門（鎮山）　─　外科医になった通詞─（Ｗ・ミヒェル）
* ケンペル　─　体系的な日本像をまとめた旅行研究家─（大島明秀）
* 今村英生　─　洋学の発展に貢献したオランダ通詞─（今村英明）

第２章 江戸中期

* 前野良沢　─　晩学の異才─（鳥井裕美子）
* 吉雄耕牛　─　豪邁にして名声高きオランダ通詞・蘭方医─（勝盛典子）
* 本木良永　─　日本のコペルニクス─（本馬貞夫）
* ツュンベリー　─　至適用量の梅毒水銀処方をもたらした商館医─（高橋文）
* 島津重豪　─　開化政策をすすめた藩主─（田村省三）
* 松浦静山　─　蘭癖大名─（松田清）
* 志筑忠雄　─　独創的思索家─（吉田忠）
* 本木正栄　─　日本初の英語辞書編集主幹─（本馬貞夫）
* ドゥーフ　─　蘭和辞典をつくった商館長─（松田清）
* 帆足万里　─　漢蘭折衷を説く儒家─（吉田忠）
* ティツィング　─　オランダ最初の日本学者─（鳥井裕美子）
* 辛島正庵　─　種痘に生涯をかけた医師たち─（川嶌眞人）

第３章 江戸後期

* 村上玄水　─　中津のレオナルド・ダビンチ─（川嶌眞人）
* 奥平昌高　─　夢多き蘭学大名─（川嶌眞人）
* 大江春塘　─　蘭和辞書を出版した藩医─（Ｗ・ミヒェル）
* 神谷源内　─　殿様の異文化間交流を支えた藩士─（Ｗ・ミヒェル）
* 川原慶賀　─　"Nippon"を記録した出島出入絵師─（勝盛典子）
* 鶴峯戊申　─　多分野にわたる啓蒙的著述家─（吉田忠）
* 百武万里　─　人体解剖を決断した奇才─（Ｗ・ミヒェル）
* 武谷元立・武谷祐之の父子　─　筑前の近代化を目指した父子─（Ｗ・ミヒェル）
* 黒田斉清・黒田長溥　─　好学・開明的なふたりの藩主─（宮崎克則・原三枝子）
* シーボルト　─　西洋医学を日本に伝え、日本情報を西洋にもたらした医師─（沓沢宣賢）
* 日野鼎哉　─　京都種痘の創始者─（鳥井裕美子）
* 賀来佐之・飛霞　─　兄は島原の「国の宝」、弟は幕末三大本草家のひとり─（鳥井裕美子）
* 高島秋帆　─　高島流砲術の開祖─（本馬貞夫）
* 池部啓太　─　弾道学研究・測量術に秀でた纂家─（吉田忠）
* 田中久重　─　からくり儀右衛門・職人からエンジニアへ─（鈴木一義）
* 鍋島茂義　─　佐賀藩蘭学の立役者─（川副義敦）
* 伊東玄朴　─　江戸の種痘所創設の立役者─（鳥井裕美子）
* 楢林宗建とオットー・モーニッケ　─　牛痘接種法移入の最大の貢献者─（深瀬泰旦）

第４章 幕末

* 大庭雪斎　─　識見の高い蘭学教師─（吉田忠）
* ファビウス　─　長崎海軍伝習の起案者─（鳥井裕美子）
* 島津斉彬　─　集成館事業の推進─（田村省三）
* 鍋島直正　─　佐賀藩近代化のリーダーシップ─（川副義敦）
* ボードイン　─　最新の医学を教授した優れた教育者─（相川忠臣）
* 大江雲沢　─　医のリスクマネジメントの提唱者─（川嶌眞人）
* 佐野常民（朝日恵子）
* ポンペ・ファン・メールデルフォールト　─　近代西洋医学教育の父─（相川忠臣）
* 松木弘安　（寺島宗則）　─　ナショナリストの先駆者─（田村省三）
* マンスフェルト　─　厳格で精密な医学教育を広めたオランダ人医師─（Ｗ・ミヒェル）
* 長与専斎　─　公衆衛生行政の創始者─（本馬貞夫）
* 上野彦馬　─　化学者でもあった写真師─（本馬貞夫）
* 田代基徳　─　明治初期の医学教育や軍医界において活躍した外科医─（川嶌眞人）
* 藤野玄洋　─　大分県医療史上の先覚者─（川嶌眞人）
* 福沢諭吉　─　蘭学を洋学に開花させた啓蒙思想家─（鳥井裕美子）